損害の定義と傷害による損害の内容について

自動車損害賠償保障法、いわゆる自賠法のなかでは、自動車事故による被害者の損害を、傷害、後遺障害、死亡という3つの種類に分けています。
一般的な任意の自動車保険でも、人身事故であれば基本的にはこの定義に沿うことになりますが、任意保険ではこのほかにも物の損害が加わります。
自賠責保険では、こうした損害の区分にしたがって、金融庁・国土交通省共管による告示である支払基準にもとづき、自賠責保険から所要の保険金を支払うものとしています。
特に、被害者の損害が傷害の区分に該当している場合については、この支払基準により、積極損害、休業損害、慰謝料という種類の内容に分けて、保険金が支払われることとされています。
積極損害というのは、事故が原因となった病院での治療費、入院費、被害者が子供であれば保護者が付き添い看護をした費用、その他通院のための交通費、診断書などの文書料といった、直接的に要した費用が挙げられます。
休業損害は、事故で会社を休んだり、経営している店舗を休業したような場合に、本来受け取れるはずだった給料または収入にあたる金額を指しています。
慰謝料というのは、被害者が事故によってこうむった肉体的・精神的な苦痛に対する償いにあたる金額と考えられます。

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